5日目(2000年11月22日)

この日はサイパン西側にあるマニャガハ島という無人島に行くことに。サイパンの港から船で約10分のところにある小さな島です。朝10時の船を予約して行くことにしました。島には売店などもあるらしいのですが、現地の人曰くとても高いとのことだったので水と昼ご飯はサイパン島で買って持っていくことにしました。ということでガラパンにある食堂(名前失念)でサンドイッチのランチボックスを購入。このお店は朝7時から夜22時までやっていてとてもアメリカンな雰囲気の食堂です。味もいいので近くのホテルに泊まった時などは朝ご飯を食べにきてもいいかもしれませんね。サイパンではめずらしくアメリカの雰囲気を楽しめるお店です。サンドイッチはみぃと僕とで1つづつ購入。ハーフサイズを頼みました。大抵の場合こちらのハーフサイズは日本のフルサイズと同じサイズですから(笑)

ランチも買って水も用意して、さて万全だと思って船着き場についた時にビーチ用のバスタオルをホテルから借りてくるのをすっかり忘れていたことを思い出しました。今からホテルに戻っていたら船の発着時間に間に合わないし、かといってバスタオルがないのはかなりきつい。しょうがないので船着き場があるホテル(ホテルに船着き場が併設されているのです)で借りることに。ホテルのプールサイドにいたお兄さんを説き伏せてなんとかバスタオル2枚をゲット。優しいお兄さんでよかったです。

ちなみにサイパンにはちゃんとした港もあります。こちらからは定期的にマニャガハ島に連絡船が出航しています。僕たちは定期船を使わずに、とあるホテルの小さな船で行くことにしたのでした。その方が雰囲気がいいし、団体客と一緒にならずに済むのでいいでしょ(^^)そのホテルの名前は「ハファダイホテル」。「ハファダイ」とは地元マニャガハ語の挨拶の言葉です。ハワイでいったらアロハみたいなものですね。ガラパンの中心で目の前にDFSがあるとても立地条件のいいホテルなのですが、ホテルに隣接する海辺は海草が異常発生していてとても泳げるような状態ではなかったです。サイパンでも海の汚染が問題になっているんですね。

ハファダイホテルの波止場をでて約10分。ジェットスキーやウィンドサーフィンをやっている人の間をすり抜けてボートはマニャガハ島に到着です。途中遠浅の海を進むのですが、海を覗くと熱帯魚が泳いでいたり珊瑚礁が見えたりしてとてもいい気分。風も気持ちがよく、日差しも気持ちがいい。

マニャガハ島が見えてきた時に僕が思いだしたのが「南の島のフローネ」というアニメ。知る人ぞ知るアニメです。かの有名な日曜夜の「ハウス劇場」でやっていたのだ。他に思いついたのは「ひょっこりひょうたん島」。まさしくあんな感じの島なんです。小さい島に椰子の木がちょこちょこっと植えられている感じ。サイパンに来たらこの島にいかなきゃ!って感じですね。

島には小さな売店とマリンショップがあるくらいであとはなにもありません。お店では簡単な食事や水、そしてお土産が売っています。ちなみに食事は確かに高かったのですが、他のお土産に関してはとても良心的なお値段です。バスタオルや水中撮影用カメラなんてスーパーと同じ値段ですから。もしバスタオルを忘れても島内の売店で買えばだいじょぶです。ちなみに一枚10ドルくらいでした。お土産にもなるし、いいかもしれませんね。Tシャツなんかもとても良心的なお値段です。僕たちも2枚お土産に買ってきました。

島の周囲はすべて砂浜。しかも遠浅の珊瑚礁の海が広がります。ただやはりここも日本人観光客でいっぱいです。まぁ僕たちも日本人ですからしょうがないんですけどね。でも島内アナウンスまで流暢な日本語なのはどうにかしてほしいな(笑)せっかく外国に来たのにねぇ。でも海の美しさと遠くに見えるサイパン島。最高の気分です。

とりあえずマリンショップでビーチチェアを2つ借りることに。ある程度予想していましたが、かなり高かった。チェアを1つ、1日借りてなんと20ドル。ホテルの数倍の値段です。しかも自分で設置しなければいけないのでちょっとだけ面倒です。とりあえず気に入った場所を探してビーチチェアを並べました。観光客が大量に横たわる場所からちょっと離れた椰子の木の木陰に設置。回りにはあまり人もいなくてとてもいい気分。僕たちは水も食料も調達済みなので売店が近くなくても不便じゃなかったのでした。

ちなみにマニャガハ島に行くには僕たちのように個人で行く方法の他に1日ツアーに参加するという方法もあります。こちらはホテルからの送迎やマリンスポーツがパックになっています。バナナボートやパラセーリング、スキューバなんかもできます。僕たちは基本的にツアーが好きじゃないので今回は個人で行くことにしたのでした。旅行に来てまでスケジュールに追われるのはイヤなのだ。

ここでは昨日買っておいたスノーケリングセットで1日中スノーケリングをしていました。あちこちに見える熱帯魚の数といったらすごかったです。スノーケルつけて泳いでいると、まるで空を飛んでいる気分でした。一日中海にいたものだから、帰る頃にはフワフワした感覚が取れませんでした。マニャガハ島にいる間、数回スコールと遭遇しました。でもどうせ海に入って濡れているわけですから全然気にならなかったのだ(笑)たださすがに日が陰って雨が降ると肌寒くなってしまいましたが。

15時半のボートで帰ることに。最終便は16時なのでその1つ前の便になります。ホテルからのボートは、行きは時間が決まっているのですが帰りは好きな時間のボートに乗ることができます。この辺の自由度も僕たちが気に入った理由の一つ。マニャガハ島にはまた行きたいなぁ〜。

ハファダイホテルから車に乗ってホテルに帰ってきたのが16時過ぎ。部屋でちょっと休憩をした後、ホテルのラウンジにある喫茶店でコーヒーを飲んでのんびりすることに。このホテルはサイパンではめずらしく日本語のできるスタッフが少ないのです。ラウンジにいるスタッフも日本語がほとんどできない人だったのだ。でもとても陽気な人でおもしろい人でした。僕はここのアイスティーがお気に入り。レモンが効いていてとてもおいしいのです。ホテルのプールや教会を眺めながら1時間ほどのんびりしていたのでした。

この日の夕食はガラパンにある「カントリーハウス」というレストランでとることに。このお店はアメリカ開拓時代のバーをモチーフにしたインテリアがいい感じのステーキがおいしいお店です。僕はここでテンダーロインステーキと車エビのセットを頼みました。みぃは伊勢エビとマヒマヒという魚のコンボを頼んでました。2人ともお腹がすいていたので全部あっという間にたいらげちゃったのだ。味もいいけど雰囲気もなかなかのお店でしたよ。ただこのお店は人気があるので、開店直後の18時に行かないと並ぶ羽目になりますのでご注意を。この後ガラパンの街をブラブラして、DFSによってちょっとだけ買い物をして帰ってきたのでした。