4日目(2000年11月21日)
この日は両親が先に帰国する日です。飛行機は16:45発なので時間に余裕があります。午前中はのんびりすごしたいとのことだったので、両親はホテル周辺の散歩、僕たちはホテルのプライベートビーチでゴロゴロすることにしました。朝9時くらいにホテルで大きなビーチ用のタオルを借りて、ホテルのロビーから5分ほど丘を下ったところにあるビーチに行きました。そのビーチでは、1日15ドルでビーチチェア2つとテーブル2つ、そしてドリンク2本付きというとってもお得なサービスを提供してくれます。これだけ充実したサービスをしてくれるホテルは他にあまりないと思います。もし海辺でゴロゴロするのが目的でしたらこのホテルはおすすめですよ(^^)海も遠浅で珊瑚も程良く群生していて、水中メガネをレンタルすれば水中の熱帯魚をこれでもかというくらい見ることができます。僕たちはそんなに熱帯魚がいるとは知らなかったので水中メガネもなにも用意してこなかったのですが、これを見て夕方にスノーケリングセットを買いに行こうと決意しました。毎日レンタルするより買った方がお得ですからね。
13時にチェックアウトを済ませた両親を連れて、近くのショッピングセンターにある「カプリチョーザ」でお昼ご飯。このお店はもともと日本のお店なので味はバッチリ。変な英語を話す父親は、店員さんにずっとからかわれてました(笑)でも父もとても楽しそう。とても気分のいいお店だったのでちょっとだけチップをはずんできました。
その後ちょっとだけ買い物をした後、15時頃両親をサイパン国際空港まで送っていきました。途中道を間違えてしまって迷ったのですが、しょせん小さな島です。ほとんど遅れることなく空港に到着しました。でも途中道を聞いたガソリンスタンドのお兄さんの英語はわからなかった...。どうも中国系の方らしいのですが、訛がひどかったのだ。
両親ははじめての海外旅行がとても楽しかったらしく、次はグアムかハワイがいいなどと話し合ってました。
両親を送り届けた後、サイパンの官庁街ススペに向かう途中ですごいスコールに遭遇。車のワイパーを最速にしても全然意味がないくらいの土砂降りでした。これが南国のスコールかぁと感心している間に道路は濁流に。周りの車もスピードをかなり下げて走ってました。サイパンの道路はところどころ穴が開いているのですが、その穴が全く見えなくなっているので危ないことこの上ないのです。
サイパンの人はよくトラックの荷台に人を乗せて走っています。さてこんな時はどうするのかと様子をうかがってみたら、さすが南国の人はおおらかです。特に気にする様子でもなく、どうせすぐ止むし、止んだらすぐ乾くからと考えているのかどうかはともかく(笑)、そのまま荷台に乗ってスコールをやり過ごしていました。
スコールは15分ほどで終了。一気に晴れ間がのぞきはじめました。雨のあとの空はとても澄んでいて気持ちがいいです。地元の人から「スコールの後に山を見ると、たまにすごく大きい虹が見えるよ」というお話を聞いていたので、みぃと2人で空をずっと気にしていたら、お話どおりすごい虹が山にかかっていました。日本で見る虹より断然はっきりしていて7色きちんと数えられます。しかもちゃんと半円形になっていたのだ。あんなはっきりとした虹を見るのなんてすごくひさしぶり。空気がきれいなのか日差しが強いのか、原因はわかりませんが日本の虹の数倍は迫力がありました。
この日はいつもよりちょっとだけ早めの夕食にしました。ススペにある「Sunset Bar&Brill」というバーに行ってみたのでした。ここはあまり日本人観光客のこない穴場的バーです。サイパンでは意外に見かけない砂浜にあるバーなのです。テーブルにつくと目の前がもう海。波の音を聞きながらのんびりお酒を飲んだり食事をしたりできるのです。僕たちが行ったのはちょうど夕日も落ちて暗くなりかけていた時。しかも入り口がちょっと見つけづらく、最初どこにあるのかわかりづらかったのだ。とあるホテルの裏にあって看板もなにもないので最初はとても見つけづらいです。なんとかお店を見つけてテーブルについて一休み。僕たちはあまりお酒が飲めないので、食事をメインで注文しました。SISIGUというフィリピンの肉野菜炒めみたいなものやエビの炒め物、グリーンサラダなんかを頼んだのだ。味は最高、景色も最高。サイパンで異国情緒を満喫したいのであればこのお店は最高です。そんなとてもいい気分でいたところに、なんと厚底ブーツにガングロ・ヤマンバの集団がきたのだ。見事にサイパンの雰囲気と合っていないその風貌と回りを気にしないバカデカい声。しまいには山手線ゲームなんぞをはじめるそのセンス。若いって罪ですね(笑)
ヤマンバ軍団なんぞ無視してお店でゆっくりすること2時間半(笑)その後はバーのそばにあるスーパーマーケット「Jorten」に行きました。こちらはCOSTCOよりも普通のスーパーらしい品揃えです。僕たちはそこでスノーケリングのセットを購入。1つ15ドル前後で買うことができます。
僕たちは海外旅行に行くと大抵その国の代表的なスーパーに行きます。スーパーに行くとその国の流行や物価、観光化されていない雰囲気と地元の人の生活の雰囲気が把握できるからです。しかも大抵の場合観光地にいる人よりもスーパーで働いている人の方が愛想がいいのです。スーパーで僕たちは旅行用のシャンプーとか石鹸とかを購入していきます。これが意外にいい思い出になるのです。みなさんももし海外に行くことがあったらぜひスーパー巡りをしてみてください。今までとは違った外国がのぞけること間違いナシです。
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