2日目(2000年11月19日)

2日目は挙式の日。僕たちと両親は午前中別行動です。両親はサイパン熱帯植物園ツアーに参加。このツアーの予約が実はちょっと大変でした。前日到着してから予約しようと思ってホテルのロビーに行ったらなんと担当の人が帰った後(><)その後電話であちこちのツアー会社に電話をしてなんとか予約を取ったのでした。公衆電話であわただしく電話をしている日本人旅行客、とっても怪しかったことでしょう(笑)

とりあえず朝両親とお別れして、僕たちは9時半に来る予定の挙式会社のお迎えを待つことに。その間ホテルにあったインターネットカフェでちょっとだけネットをしました。南国の景色を見ながらするネット。なんだかちょっとだけ不思議な気分。9時半きっかりに迎えに来た車に乗って、挙式会社のオフィスに移動。

ホテルから15分ほどの所にある、サイパン一番の繁華街「Garapan」にオフィスはありました。とりあえず到着してから挙式の説明やオプションの説明を受けました。最初は挙式のビデオ撮影などはお願いしない予定だったのですが、説明を聞いているととってもよさそうだったのでビデオもお願いすることに。このビデオは後ほど完成してから見てみたら大正解だったことが判明(^^)さすがプロです。とってもよくできていました。ついでに結婚証明書とブーケの押し花を額に入れてくれるオプションもお願いしたのでした。

その後はいよいよ衣装選び。僕たちは日本で衣装を選ばずに現地で衣装を選ぶことにしてあったのです。その方が現地の雰囲気を把握した状態で選べるからいいだろうということになったのです。それもまた大正解。サイパンの暑い気温と太陽を見てから選ぶのと、日本の寒いところで選ぶのでは全然イメージが違ってきますからね。

みぃはとりあえず100着以上ある中からパッと見て気に入った3着を試着してみることに。試着まで一緒にできるのは海外挙式ならではでしょう。いろいろ迷った結果、一番裾の長いタイプに決定。なかなか涼しげでいい感じ。みぃもずいぶんと気に入っているようで終始ニヤけてました(笑)男性の衣装は女性と違ってとても簡単。5〜6種類ある衣装の中から選ぶだけ。とりあえず白の衣装がいいということになって聞いてみたら、白の衣装はなんと2種類だけとのこと(笑)じゃぁということで2種類両方を試着してみて、結局チャペルコートに決定したのでした。タキシードもあったんだけど、タキシードだったらまた着る機会もあるでしょ。チャペルコートなんてまず着る機会がないですからね。正味2時間ほどで衣装合わせと打ち合わせ、ついでに予行練習まで終了。日本の挙式に比べてとっても簡単で早いですよね。準備を2日で済ますだけに、気分が盛り上がった状態で挙式に望めてとってもよかったです。

この後ホテルに戻ってとりあえずお昼ご飯を食べました。ホテルのレストランではお昼にサンドウィッチビュッフェをやっていました。好みの具を選んでパンに挟めるのですが、これがまたおいしかった(^^)

昼食の後、部屋に戻ってメイクや衣装の着付けをやってくれる人を待つことに。海外挙式の場合、ホテルの部屋でメイクや衣装の気付けをやってくれることが多いのです。これもまた海外挙式のいいところ。衣装を着ている間やメイク中なども見ることができるのです。14時くらいに担当の方が部屋に到着。みぃがヘヤメイクやメイクアップをしてもらってる間は僕はとても暇(笑)。ずっと見ているのもなんなので、写真をいっぱい撮っていたのでした。でもこんな経験なかなかできないので楽しかったですよ(^^)

僕も簡単にヘヤメイクをしてもらって、終わったのが挙式が始まる16時よりちょっと前。その頃にはツアーから戻ってきた両親も部屋に入ってきて、写真の撮りあいに(笑)ホテルの部屋でウェディングドレスを着て写真を撮るなんてなかなかできない経験です。両親もとても楽しそう。

その後16時からホテルにあるチャペルで挙式開始。馬車に乗ってチャペルまで行ったのでした。ちょっと恥ずかしかったけどなかなか楽しかったのだ。その後チャペルに入って本格的な挙式に。神父さんは僕たちが英語が分かると知っていたらしく、本来マニュアル通りに進むはずだった挙式が、神父さんのご好意でマニュアルを無視してオリジナルの挙式にしてくれました。神父さんのお話ししてくれたお話にちょっと感動してしまったのだ。

挙式はスペイン式で進行していきました。今まで見たことのない儀式なんかも行われてとても厳粛な雰囲気に。ほんとうに心に残る結婚式でした。両親もウェディングマーチを聞いたら涙腺がゆるんでしまったらしいです(笑)挙式は神父さんのお言葉が長引いたおかげで予定より15分ほど遅れて終了。それにしても神父さんのお言葉はほんとうに感動しました。最後に握手してくれたんですが、とっても親密で愛情のこもった握手だったのだ。

挙式終了後、チャペルの外でプロのカメラマンによる撮影会をしてもらいました。チャペルの横はもうすぐそこに海が。海をバックに写真を撮ってもらったのでした。ちょうど夕日が沈む時間だったのですっごく感動的な景色でした。カメラマンさんにいろんなポーズをとらされてちょっと照れくさかったです(笑)みぃを抱えたり、見つめあわされたりと、とっても恥ずかしかったのだ(^^;でもあとでできた写真を見たらさすがプロ。すごくいい写真になっていたのにはちょっとびっくり。プロが写真を撮っている間、両親も僕たちの写真をいっぱい撮ってくれたのでした。

みぃはノースリーブの涼しいウェディングドレスだったのでよかったのですが、僕が着ていたチャペルコートはなんと中綿入りだったのでむちゃくちゃ暑かったのでした(~Q~;)正味30分ほどの撮影の後は自由行動になりました。なんと挙式が終わったらその日の夜までに衣装を返してくれれば自由行動になるのです。せっかくなのでそのままホテルのお庭をみんなで散歩。そこでもまた写真をいっぱい撮ったのでした。みぃはそんなに長い間ウェディングドレスを着れることに感動していました。そりゃそうですよね。普通日本の挙式だったらせいぜい1時間くらい着たら着替えますから。

庭を散歩した後、部屋にもどってきました。そしたらなんとホテルからシャンパンと記念の刺繍入りバスタオルのプレゼントが。そんなこと全く知らなかったのですごく感動してしまったのだ。シャンパンを持ってはしゃぐみぃの写真を見てもらえばどれだけうれしかったかわかるでしょう(笑)お部屋の中に入ってもなかなか着替えないみぃ。それとは対照的にやっと暑さから逃れられるとばかりに着替える僕(笑)

この日の夜はホテルの中にある「Entrada」というフランス料理店で晩ご飯。父親はフレンチということでちょっと心配していたのですが、さすが南の島のレストラン。とってもフランクでドレスコードなどもなく、両親はもちろんのこと僕たちもとっても楽しく料理を楽しむことができました。あまり形式ばっていると料理を楽しむことができませんからね(^^)料理も日本人の口に合って、とってもおいしかったです。4人で2時間ほどかけて料理を楽しんだのでした。

その後元気なみぃと僕の母親はDFSに買い物に行きたいと言い始めました。ということで車でDFSまで行って2時間ほどショッピング。みぃはバックを買って、母親は妹のおみやげを物色。父親はバテバテ(笑)夜23時くらいにホテルに帰ってきたのでした。