F スピーカー交換〜購入・取付編 - 2003/8/29

ヘッドユニットに続いてフロントスピーカーを交換しました。候補として Focal や MBQuart などの欧州メーカーのものも考えたのですが、輸入スピーカーだと素人には取付けが大変なのと、あまり凝り過ぎてもキリがないという気持ちもあって結局はヘッドユニットと同じカロッツェリアのものにすることにしました。これだと価格もお手ごろで取付けもトレードインで簡単です。それに最近の日本製トレードインスピーカーは非常に品質や音質が上がっていて評判がいいんですよね〜。

ということで僕が選んだのはカロの TS-J1700A 。17cm コアキシャルタイプのスピーカーです。206 のスピーカー取り付け位置のサイズは 16.5cm なので 16cm と 17cm の両方が取り付け可能です。TS シリーズはどれもツイーターが非常に高性能で、高音が非常によく出ます。ある意味ちょっとうるさいくらいに高音がでます。ということで選択のポイントはウーファー部がどれだけ低音を出せるかなのですが、17cm のモノの方が圧倒的に低音がよく出て音のバランスがいいのでこちらを選びました。(たった 1cm の差で音質は非常に変わるので一度カーショップのデモボードで試聴されることをおすすめいたします。)

また、セパレートかコアキシャルかでも迷ったのですが、206 のフロントスピーカーの取り付け位置は一般的なものよりも上にある(腰の辺り)ことからあえてコアキシャルを選んでみました。カロのセパレートにすると高音が耳に突き刺さりそうだったので・・・(笑)実際デモボードで試聴してみるとコアキシャルの方が音にまとまりがあってデッドニングなどをしなくても音をまとめやすそうだったんです。ちなみにセパレートの方(TS-C017A)だと低音をいかにして効率良く出すかがポイントになりそうです。あとセパレートだとツイーターをどこかに取付けなければいけませんが、できればインテリアに変更を加えたくないというのも理由の一つでした。

ということで(?)フロントスピーカー取り付け作業の紹介です。

こちらが購入したカロッツェリアの TS-J1700A です。コアキシャルなのにネットワークが付属しています。マニアックですね〜。でもこのネットワークのおかげで非常にまとまりのいい音を出してくれます。
まずは付属の吸音用のシールをスピーカーの裏と表に指示通り貼っておきましょう。これは省略してはいけません。意外に音質に大きな影響を与えますので。
次にフロントドアの内張りを剥がします。

#左の写真の赤い点が内張りピン、黄色がネジの位置です。参考まで。

最初にツイーター位置のカバーを剥がします。非常に弱くくっついているので剥がすのは簡単です。簡単すぎて思いっきり剥がして壊さないように気をつけて下さい(笑)
次にネジを取ります。まずは取っ手の部分のネジ。
あと内張りのエンジン側にあるネジを取ります。
そしてツイーターカバーに隠れていたネジも取ります。

ちなみにネジはちゃんとトルクスレンチを使って取りましょう。マイナスドライバーとかで無理矢理取るとネジ山が駄目になる可能性が大きいです。

あとはピンを取るだけ。内張り剥がしを使って1つ1つ丁寧に取っていきましょう。あまり焦らずピンの位置を確認しながら取らないとピンが折れてしまうので注意。ちなみに写真のピンから取ると取りやすいです。
ピンが全部取れたら内張りを上に持ち上げる感じで取りましょう。この写真は内張りを剥がした状態。簡単なシーリングと吸音がされてますね。
ちなみに内張りを裏から見るとこんな感じ。ピンの位置の参考にしてくださいませ。
スピーカーはネジ4本でとまっているだけなので簡単に外せます。スピーカーを取り外したらコネクタを取ります。そしてコネクタをニッパーで切断してしまいます。
緑色がプラス、黄色がマイナスなのでその通りにネットワークとつなぎます。今回はスピーカーに付属していたねじ込み式のコネクタ(黄色いやつです)でつないだのですが、強度的に不安なものがあるので近々ギボシで加工し直す予定(手もとのギボシが在庫切れだったのでした(^^;)。ベージュとピンクのラインはツイーターに接続しているのですが、今回は使用しないのでどれともつなぎませんでした。
ネットワークは写真の位置に両面テープで固定しました。
各ラインの接続が終わったらネジでスピーカーを固定するだけです。特に隙間がでるわけでもなく非常にきれいに装着ができました。装着したら内張りを取り付けてしまう前にツイーターを回転させて最適な位置を探しておきましょう(TS-J1700A はツイータが 90 ど回転します)。
以上で取付けは完了。感想は後ほどレポートいたします。