エアインテーク - 01/07/14

206のボンネットにど〜んと目立つ黒い2本の線、これは「エアインテーク」なんて呼ばれます。ターボ車なんかは普通の車より大量の空気を必要とするのでボンネットに穴を開けて空気をガンガン入れるんです。だからこういったインテークがあるんです。

こういう穴が開いてるだけでなんとなくかっこよく見えますよね。しかもどことなく速そうなイメージも与えてくれます。ラリーカーなんかはボンネットの半分くらいがインテークだったりします。そんなところから「インテーク」=「スポーティー」なんていうイメージもきているのでしょうか。そんな僕もこの2本のラインが206のデザインの中でもお気に入りの一つ。

でも206はご存じの通り自然吸気。エアインテークなんて本来は必要ありません。逆に穴を開けることでボンネットの強度が減少するというデメリットが・・・。じゃぁなんでこんな穴が開いてるのでしょう?考えられる理由としては・・・

・カッコつけたいから(一番ありがち)
・目立ちたいから(そうかもね)
・エンジンを強制的に冷やさないとヤバイから(う〜ん)
・実は206はさりげないターボ車仕様(おぃ)
・フランス人がふさぎ忘れた(おぃおぃ)

う〜ん、やっぱりデザインの一つとして穴を開けたんでしょうか。それが考えられる理由ナンバーワンです。それでもなんとなくナットクがいかなかった僕。ある時インテークをよぉ〜く観察してみました。そしたら奥の方になにやら黒い物体が。さらによくみてみるとその物体、なんとなく「フィルター」のようにも見えます。フィルター???ということはここから空気を入れているということ?まさかほんとにここから空気を入れてエンジンを冷やしてるの??

・・・その後の調査の結果、このインテークから入れた空気の行き先はなんと「車内」だということが判明。そうなんです。これだけ大げさなインテークがなにに使われていたかというと「外気循環用の穴」だったんです。なんともまぁ異常に能率のいい外気循環なんでしょう。もしかしてエンジンのエア吸入量より大量に室内に空気が入っているんじゃなかろうか。なんともフランス的な発想といえばそれまでですが・・・。

なんだかさらに206が楽しく思えてきました。(笑)